永代供養に切り替える予定の場合知っておきたい事

近年、墓じまいをして永代供養に切り替える人が増えています。その理由や、これから永代供養に切り替えようと考えている場合に知っておきたい情報について、詳しくご紹介いたします。

一般のお墓より永代供養墓?

久喜市 永代供養,久喜 永代供養

近年、永代供養を考えている人が増えており、またそのニーズに対応した寺院や霊園が多くなっています。
一般のお墓は昔からの先祖代々伝わっているお墓、それは一族だけのお墓ということで特別なものではありますが、今の時代その維持が非常に難しくなっています。
というのも、核家族化が進みずっと実家で暮らしている人が少なくなりつつある時代、働く為に違う場所に移住して、そしてそこであらたに家族としてのスタートを切る人が増えている時代です。
多様化した価値観の時代の中で、ずっと地元で暮らしている人は減少傾向にあり、そのまま地元に帰って来ない場合もあります。

そんな中でどうしても起こってしまうのがお墓の放置、遠方に住んでしまうとどうしてもこれが起こってしまいがちになります。
一年に一回の帰省ではなかなかメンテナンスも思うとおりにいかず、またコロナの影響で帰省ができない事態になった際、特にこの一般墓の不便さがわかってしまった部分もあります。
また、一般墓がある場所はアクセス面でも難があるところが多く、地形の起伏が激しい場所にある場合もありますので、墓守が高齢になると、お墓の面倒は到底見られないものとなってしまいます。
しかし、ご先祖様を蔑ろにして放置し続けてしまうのは非常に気がかり、生活も大事にしつつご先祖様のご供養もしっかり行いたい、そんなときにおすすめなのが永代供養とされています。

永代供養の場合はまず管理に関する労力がない、というところに大きなメリットがあります。
永代供養墓の場合は、寺院や霊園側がこうした管理をしてくれます、そのため手ぶらでの参拝も可能で、一般墓の場合はしなければならない清掃、雑草取り、墓石の掃除、供花、お線香の必要がなくなります。
こうした時間をとるのが難しく、なかなかお墓参りにいけない、というひとも多いもの、しかしこれらを全て寺院や霊園側で行ってくれるようになりますので、手間を考えずに手をあわせにいくことができるようになります。

また、古い墓地の場合、悩みの種になりがちな交通アクセスの面、山の中に今はお墓がある場合、こうした永代供養墓に入れると交通アクセス面が随分改善される場合があります。
駅至近や、駐車場がしっかり整備された納骨堂が増えているので、そこに安置するとより参拝をしやすくなるのです。
何かと準備や時間が必要だったお墓参り、これを理由でなかなか参拝に出向けなかった場合永代供養墓にいれることで、より頻繁に手を合わせに行ける、そんなメリットがあります。

一般墓は、一族みんなのものなので、特別感の強いものです。
しかし、永代供養墓の方が参拝しやすくなるかもしれない、というのも事実です。
今何らかの理由でお墓参りにいけていない、そんなときは永代供養への切替も前向きに検討をおすすめいたします。
それによってよりご先祖様へのご供養ができるようになる場合もありますので、お近くの霊園、寺院などに問合せをおすすめいたします。

永代供養での注意事項とは?

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永代供養は全てが良い事尽くめというわけではなく、注意しておくべき点もいくつかあります。
それは4つあり、まずは遺骨が取り出せないケースがある、ということです。
永代供養墓は個別に安置されている期間に期限があります。
そして、その期間を過ぎると、最終的にその敷地内にある合祀墓に移されることが多いです。
もちろんこの個別に安置する期間は指定できますが、その分費用も高くなりますので、要注意です。
合祀されない永代供養墓は数少ないので、検討される範囲では見つからないことが多々ありますので、要注意です。
遺骨を取り出せない、最終的に合葬になる、この二点は希望にそわない形になりやすいので希望する前にしっかり考えておく必要があります。

そして、周囲の理解を得にくいというところもデメリットです。
新しいお墓の形式である永代供養は、家族や親戚の理解をもらえない可能性があります。
相談無く永代供養墓に入れるというのはトラブルになりやすいので、きちんと購入前に話し合いをする必要があります。
お墓は残された人がお祈りをする場所、勝手に墓じまいをして永代供養墓に入れるというのはトラブルを生みやすいことなのでしない方がいいです。
古い形から新しい形に変えるというのは、思っている以上に困難がある場合もあります。

そして、人数によっては高くなることもデメリットです。
永代供養墓は一般墓よりも安く済む、というがメリットですが、これも人数が増えるとそうはいかなくなります。
一族全員となると、かえって一般墓のほうが安く済む場合もあるので、予算面を考えてしっかり決めておきたいところです。

こうしたデメリットを考えて、失敗しない為のポイントは使用人数の確認、管理費の有無や支払方法、墓地を管理する寺院の宗派や供養方法をしっかり家族や親戚と相談する必要があります。
お墓に関することはデリケートなことなので、トラブルが起こらない用にしっかり話し合いの上、皆が納得出来る方法でのご供養方法を考えていきたいところです。

永代供養にかかる料金とは?

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永代供養をする、その場合にかかる料金というのはどれくらいなのか?これから考えている人にとって気になるところです。

まず、間違ってしまいがちなものが永代使用と永代供養、似た言葉なのでこうした葬儀に関する事に疎い人は間違って使用してしまいがちです。
言葉は似ているものの、全然違う言葉なので要注意です。
まず、永代使用料というのは、お墓の土地を永代に渡って使用するため料金です。
この場合は期限を設けずに永代に渡って使用する為の料金で、基本的にはこの料金をまず支払うことになります。
永代供養墓のタイプによって大きく異なるので、どれくらいの料金かなど、しっかり確認しておく必要があります。
安いと永代供養料とあわせて5万円程度から、最新の場合は100万円以上とかなりの差があります。

次に永代供養料、これは前述した永代使用料の中に含まれていることもあります。
これは永代にわたってご供養をお願いします、という料金となっています。
これもお墓のタイプによって大きく異なりますので、予算内でしっかり検討しておきたいところです。

そして、納骨使用料は、納骨の際にお寺へお支払いするお金です。
基本的に2~5万円程度とされていますが、これも霊園や寺院によって異なります。

最後に、年間管理料、これは墓地を保全、管理するためのお金で、年払いが一般的です。
個別の安置期間の場合は管理料がかかります。
これもタイプによって値段は代わり、メンテナンス費用がそこまでかからない場合であれば5000円程度、自動搬送式の場合は2万円程度とされています。
尚、これは合葬されるまでの間の費用となっています。

永代供養墓や寺院、霊園によって全く異なるのがこれら永代供養にかかるお金、本当にそれぞれ異なりますので、完全な相場はあまりないものです。
まずは気になるところを探して問合せがおすすめ、一件一件回るのが難しい場合はネットで紹介サイトもありますので、そうしたところで一括見積りも受けられます。
新しいお墓の形ではありますが、しっかりとシステムを整えられていますので、たくさんの情報が得られます。